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請求書と入金管理

この記事の要点

ひとり法人は請求を出し忘れる・入金の確認が遅れることで資金繰りが崩れます。仕組みを最初に決めておけば、あとは回るだけになります。

結論

「締め日・請求日・入金予定日」を固定し、法人口座の入出金と突き合わせる。
この3つを決めるだけで、請求漏れと入金遅延の見落としがほぼなくなります。

支払サイトを最初に確認する

取引開始時に確認するのは、締め日支払日です。「月末締め翌月末払い」なら、作業してから入金まで最大2か月かかります。

仕入や外注の支払いが先、売上の入金が後になると、黒字でも現金が足りなくなります。取引を始める前に、自社の支払サイトと相手の支払サイトを比べてください。→ 創業融資の準備

請求書に書くこと

インボイス制度に対応する場合、記載事項が定められています。登録番号や税率ごとの区分など、要件を満たさないと取引先が仕入税額控除を受けられません。適格請求書に何を書くか設立時にインボイス登録をするか

売上をいつ計上するか

入金した月ではなく、取引が成立した時点で売上を計上するのが原則です(発生主義)。

期末をまたぐ取引は特に注意が要ります。3月末に納品して4月に入金された場合、売上は3月期になります。入金基準で処理していると、期ずれとして指摘されやすい論点です。→ ひとり法人に税務調査は来るのか

入金の消込

法人口座の入出金明細と請求書を突き合わせます。会計ソフトの銀行連携を使えば自動で取り込めるので、手入力より先に連携を設定してください。法人の会計をどう回すか

月次でやること
1. 当月分の請求書を発行
2. 前月請求分の入金を確認
3. 未入金があれば督促
4. 会計ソフトで消込

入金がないとき

まず事務的な確認(請求書が届いているか、支払日がいつか)から始めます。それでも入らない場合、取引を続けるかどうかの判断が必要になります。→ 取引先の与信確認

払う側の管理は→ 買掛金と支払管理

回収できなくなった場合の処理は→ 貸倒れとして処理できる場合

入金が遅れたときの順番

  1. 事実を確認する:請求書が届いているか、宛先・振込先は合っていたか、先方の支払サイクルはいつか
  2. 記録に残る形で連絡する:電話だけで済ませず、メールで日付と金額を明記して送る
  3. 支払期日を再設定する:いつまでに払うかを相手に書面で言ってもらう
  4. 取引を止めるか判断する:納品を続けると債権が増えます
  5. 回収不能になったら処理を検討する貸倒れとして処理できる場合

あとで効いてくる備え

備え効くところ
契約書に支払期日・遅延損害金・解除条項を入れる督促の根拠になる → 取引基本契約書で決めること
初回取引は前払い・着手金にするそもそも焦げ付かない
入金予定表を月次で見る滞留を早く見つけられる → 法人の預金管理と資金繰り表
取引前に相手の登記を確認する実体のない会社を避けられる → 取引先の与信確認
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請求書を手作業で作っている場合:発行から入金消込までを1か所でやると、どれが未入金かを毎月探さずに済みます。無料で試せるプランがあります。

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月に数枚ならテンプレートで足ります。取引先が増えて未入金の把握に時間がかかり始めたらが切り替えどきです。

6問で次にやることを出す

最終確認日:2026年9月9日/売上計上時期の判断は取引内容によります。税理士にご確認ください。