バーチャルオフィスのよくある誤解
この記事の要点
検索するとよく出てくる話を、事実と分けます。
誤解1「バーチャルオフィスは違法」
違法ではありません。住所を借りて事業に使うこと自体を禁じる法律はなく、多くの法人が実際に登記に使っています。
ただし用途によっては使えません。許認可が必要な事業で営業所の実体を求められる場合などです。「違法」ではなく「その用途には使えない」が正しい理解です。
誤解2「バーチャルオフィスでは登記できない」
登記できます。本店所在地に実体を要求する規定はありません。
ただしプランによっては事業者側が登記利用を認めていません。「登記できない」のは法律ではなく契約の問題です。契約前にプランを確認してください。
誤解3「法人口座は絶対に作れない」
作れることもあります。断られることもありますが、それは住所だけが理由ではなく、事業の実態を示す材料が足りないことが多い。
→ 審査で見られること
誤解4「同じ住所の会社が多いと信用されない」
気にする取引先もいれば、まったく見ない取引先もいます。業種によります。BtoCのネットショップではほぼ問題になりませんが、大企業と長期契約を結ぶ事業では聞かれることがあります。
誤解5「安いプランでも全部同じ」
違います。登記可否・特商法表記の可否・荷物の受け取りは、プランごとに変わります。ここが料金差の中身です。
誤解6「あとから住所を変えればいい」
変えられますが、変更登記に費用がかかります。管轄をまたぐかどうかで金額が変わります。最初に決めるのが一番安く済みます。
最終確認日:2026年9月8日/このページは法務の助言ではありません。
よくある誤解と、実際のところ
| 誤解 | 実際 | 詳しく |
|---|---|---|
| 借りた住所では法人登記できない | 登記自体はできる。ただしプランによっては登記に使えない | 登記に使えないプランの見分け方 |
| 借りた住所だと法人口座は絶対に作れない | 「絶対」ではないが、事業の実体を示す資料が求められやすい | 住所と法人口座の関係 |
| 住所を借りれば許認可も通る | 業種によっては営業所の要件を満たさない | 許認可が必要な業種の住所要件 |
| 安いプランを選べばよい | 郵便転送の頻度・来客対応・解約条件で総額が変わる | 料金相場と内訳 |
| いつでも簡単にやめられる | 本店として登記していれば移転登記が必要になる | 解約・住所変更のときに起きること |
| 住所は公開されない | 登記簿に載り、誰でも取得できる | 登記簿の見方 |